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サッカーブログです。

サンガの選手を語る 2011年版 第4回 MF編その1

今回からはMF編です。
前からのプレス。本数の多いショートパス。
チームを特徴付ける動きの中心となる選手達です。

(注)ポジションを表す言葉がいくつか出てきましたが、初期の3−3−3−1の時には

      センターフォワード
 左ウイング  トップ下   右ウイング

 左ボランチ   アンカー  右ボランチ

 左センターバック 中央のCB 右CB

       ゴールキーパー

という風にしてます。ホントは違うかも。ポジションの解釈なんてどうにでもできるのだ(´ー`)

    




チョン・ウヨン
プロとしてのキャリアをサンガから始める事になった韓国U-22代表。
元々は攻撃的なMF(多分)でしたが、サンガに来てからはアンカー、右のボランチとして出場。
アンカーの位置は秋本の怪我があって回ってきたポジション。
慣れてなさそうだったし、さらに一人でDFラインの前を埋めるという難しい役だったので、
最初は本当にダメでしたねぇ・・・(遠い目)ま、それも今は昔。

自分の目から見て、今年一番伸びた選手です。

彼にはビルドアップの時にボールを配給する起点になるという役割があります。
スタメンで出始めた頃は、DFラインまで下がってそこから
サイドに高く上がった酒井or森下にボールを回していました。
相手のプレスをかわす為です。

現在はというとDFラインの前の位置から下がることはありません、
相手に複数人で寄せられてもボールを失うこともなく、
その位置からサイドに展開することができるようになりました。
さらに前線の選手が動きだしてフリーになった瞬間を狙って縦パスを出す、
ということも出来るようになっていました(*´∀`*)

さらにさらに、彼のFKのボールは速くて鋭く落ちる。
セットプレイでの得点の期待がグッと高まったのも彼のおかげ。
というか、今ままでのセットプレイなんだったの・・・・(;´Д`)

良いところばっかり上げてきましたが、守備に関してはもうちょっと頑張る所がある。
相手のFWがボールを受けに引いてきた時のマークの受け渡しがあんまり上手じゃない。
ここらへんは元攻撃の選手ということかな。

チームの攻守の中心、という感じもします。
来年は開幕からアンカーのポジションに頼れる選手がいるということで、
安定した成績も期待できるのではないでしょうかね(´∀`*)


◯安藤 淳
みんなの安ちゃんだよ!

出場したポジションは、アンカー、左のボランチ、CBの真ん中。どんどん後ろに下がっていく(笑)
彼のプレイを見るのも長くなってきました。
アンカーでも使われていましたが、左のボランチでのプレイの方が良かったですね。
多分、彼は自分のスペースを埋めるよりも、
目の前にいる相手に向かっていく守備の方が向いてるみたいです。
(逆にスペースを意識した守備は染谷が上手)

ボランチで出た時の彼の動きが凄かったですね。プレスを前へ前へ。
相手のボランチやDFの選手にまでプレス。そうやってピッチを走りまわってる姿が似合ってる。
ちょっとフリーダム過ぎたかも知れないけど(笑)

印象に残った動き。
左CBの森下がボールを持って上がる→左ウイングの中山が相手のDFを連れて下がる→
相手スペースに安藤が走りこむ(どんだけ走ってるのか)
上がる→下がる→上がるで相手のDFラインを崩した動きは見事でした。
安ちゃんくらい走れないと出来ない動きですね。

CBの真ん中で出た時のパフォーマンスが本当に素晴らしかったらしい。
残念ながら直後に怪我→4バックに移行と、自分は結局見れずじまい。
どんなんだったんだろう?もしかしてCBが一番適正のあるポジションなのか?(笑)

色々と迷走していた感があった安藤ですが、
前からのプレスを徹底という大木監督の戦術は、彼にぴったり当てはまった。
自分の働き所を得て動きにも迷いが無くなった様。
ディフェンス時の前への思い切った勢いはこれからもチームの力になると思います。