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サッカーブログです。

「J1で戦うためにチームに求められること」 20113 J2リーグ 第40節 京都サンガ VS ガンバ大阪

完敗です。
ある程度の抵抗は出来たのですが、チームとしての差をハッキリと見せつけられた試合でした。


自分達でボールを持って主導権を取る、という方針はどちらのチームも同じ。
けれども、それを実現するための方法は違っていて、
サンガは狭い場所で数的優位を作るのに対して、
ガンバは選手がポジションを大きく崩し、マークを外してボールを回します。

サンガの前からの守備が緩かった訳ではないのですが、
ガンバのポゼッションは、それを更に上を行くものでした。

ガンバ側から見ると、何度かボールを失っていますがすぐにボールを取り返し、
2分近くの間ボールをキープし続け、シュートで終わりました。

サンガのミスが絡んだとはいえ、失点は時間の問題だったかもしれません。


ゲームが動いたことによって、ガンバは切り替えてきました。
ゴール前の守備を固め、宇佐美を中心にしたカウンターに。

ゴール前で守備を固めるガンバに対して、
サンガも人数を掛けて攻撃を仕掛けます。
内野、染谷が宇佐美を良く抑えて、カウンターを受けることは無かったのですが、
ガンバの守備を切り崩す事が出来ない。
間を通させてくれない、裏を取らせてくれない、フリーの選手を作らせて貰えない。
ガンバの守備が固いと試合中に感じた事に、自分で少し驚いていました。

後半はずっと我慢比べになったのですが、切れてしまったのはサンガ。
ミスからの失点でゲームは終わりました。


ガンバはこの試合、状況によってチームの方針を切り替えていました。
前からボールを奪いに行く守備。
後ろに引いてゴール前を固める守備。
ボールをキープしながら相手を崩す攻撃。
縦に素早くボールを運ぶ攻撃。

試合中に戦術を機能させるだけの柔軟性を持っているあたり、
やはりJ2の中では飛び抜けたチームでした。


一方サンガは器用さを持っているチームと、正直言えない所はあります。
けれども、自分達は勝つために何をすれば良いのか?
という事をはっきり解っているチームであるとも言えます。
無骨に一つのことをやり通す事が、これまでの勝利につながっています。

次の水戸戦。
プレーオフに向けて、何をすれば良いのか。何をやりきれば良いのか。
今一度確かめるために、とても大事な試合なります。





それではこの試合の審判について。

1つ目のファール。遅れて足を引っ掛けています。2つ目も同じようなファールです。
「ファールを繰り返した」として主審はイエローカードを出しました。

「え!それで警告を出すの!?」と驚く事がありますが、
繰り返しの違反である場合が大半です。
警告の理由の一つであることを知っておきましょう。

実はJリーグの公式ページには、警告・退場についての記録が載っています。
主審がどのような理由で警告、退場の判定をしたのか確認することが出来ます。
http://www.j-league.or.jp/data/2/?league=j2&genre=suspension&c=kyoto
染谷への警告は「C4:繰り返しの違反」でした。


試合全体の判定の傾向として、接触プレーに対してかなり甘め。
流れを切らないように意識していたように感じます。
反対に警告を出しても良い場面もあったように思います。

この試合のレフリーは
主審 村上 伸次さん
副審 五十嵐 泰之さん 中野 卓さん
でした。