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2015年J1リーグ順位予想 〜J1をとおくに思ひて語りたり〜 パート2

パート1に引き続き、2015年J1の順位予想です。
あれ?そういえば2ステージ制でACL出場権はどうなるの?と調べてみたところ、
年間順位3位までがACL出場。残り1つは天皇杯を勝ったクラブでした。
予想の所にACL圏内と書いてるのは要するに優勝争いするぞと、そういう意味で。
では、次の6クラブ行ってみましょ−


川崎フロンターレ
風間政権も4年目。おそらくJリーグで一番尖ったクラブ。
今年の補強がすごかった。
船山、杉本、橋本を取った辺り攻撃が好きなんだろう位の印象しかなかったが
パウリーニョジェシ田中裕介を放出し、角田を獲得。マジか。
おそらくCBで使うのだろうが、元々はボランチを得意とする選手。
しかしそれはあくまでCB「も」出きるという事であって
「年代別代表の経験あり」「〇〇2世」など、がっかりワードに近いものがあるが大丈夫だろうか。
やっひーのパスを回して回しまくれのプレースタイルもここまで来たら逆に清々しい気持ちになってくる。
60分トラップをし続けるDVDを発売しているような変態奇抜な監督のこの方針について
選手はどう思ってるのかエルゴラ選手名鑑を調べてみると、中心選手である中村憲剛のコメント欄には「極論、ボランチ11人でも良いと思う」。
もういい。このままやりきってしまえ。
今年はACLも出ないことだし、他のクラブとの完成度の違いから言っても上位に入ってくるでしょう。
特に1stステージは守備とかバレてないだろうし、優勝できる大きなチャンスじゃ無いだろうか。

予想:ACL圏内


横浜Fマリノス
俊輔が攻めて、中澤が守って、兵藤が走りまくる。
昨シーズンはマルキーニョスが抜けた穴が埋まらず、比嘉さんレンタル移籍の影響か俊輔の動きにも切れが無かった。
ファビオのボランチ起用がなんか面白かったくらい。
今年は世界的な金持ちクラブのマンチェスター・シティと業務提携という事で、凄いことが有るんじゃないか?
ワクテカしてたらまさかの補強ゼロ。いや、確かにレンタル復帰とかはそうなんだけど。
川崎とはまたベクトルの違うびっくり移籍方針である。
それならば新監督だ!と来たのはエリク・モンバエルツ。誰だ。
どうやらフランスの育成年代を指導していた監督らしい(Wikipedia調べ)
さらに注釈によると
”フランス代表元監督のジェラール・ウリエは、モンバエルツについて「フランスサッカー界における最高の指導者の一人」と評している”
ウリエのコメントなのが不安なところだが信じていいんだよね!?

齋藤学、藤本、中町、富澤といった辺りのいい選手が揃っていて、
それなりに戦う事は出きるだろうけどメンテナンスが必要なのも事実。
海外から来た人の方が思い切った断捨離を実行できたりするのでは無いだろうか。
そして夏の移籍ではマンチェスター・シティから誰かがきっと・・・

予想:2桁順位。


湘南ベルマーレ
他のクラブからは「もぅやめてよぉ・・」と泣き言を漏らすほどの圧倒的な切り替えの早さを武器に、
J2リーグを一気に駆け抜けて稼いだ勝ち点は脅威の100点超え。
湘南スタイルを証明するんだと意気込むチョウ監督のJ1再挑戦である。
オフシーズンは誰が抜けて誰が入ったんだが解らないぐらい出入りが激しく、
規模の小さいクラブなので仕方ない所なのだが主力だったレンタル選手が次々と元のクラブに帰ってしまった。
代わりに高山、山田直輝、坪井、藤田などをなんとか獲得した。浦和から来た二人に期待する所は大きいのではないか。
それよりも急にウエリントンが駄々をこねて退団し、
代わりに狙った選手(ごめん名前忘れた)が怪我もちで獲得中止になった時はどうなるかと思った。
結局ブルーノ・セザルを獲得するという事でめでたしめでたし。
三人共に長身でワントップ型の選手だったのに大事なポイントが分かってるなと感心しました。ドルトムントと一緒。
個の勝負で遅れをとって苦労する所は有るだろうけど、見てて面白いし訴えるものがあるチームなので、
いい試合をしてJ1でも頑張って欲しいなというのが個人の希望です。

若手選手がやって来ては鍛えられて元のクラブに帰って来るのを見てると、
湘南はさしずめチョウ監督の育成塾といった所でしょうか。
これだけ若手が伸びているのを見てると、年代別代表を○○監督(お好きな名前を入れて下さい)の代わりにやってくれないかと思ったり。

予想:2桁順位


ヴァンフォーレ甲府
守って守り倒して勝ち取った残留。3年目のJ1は甲府としては未知の領域。
樋口監督はマリノス時代にあまり監督の色が出てこないチームだったので
甲府という制約のあるクラブにやってきて腕の見せ所といったところか。
堅守を誇った3バックの内、二人が退団したのは緊急事態と言っても良い。
プレシーズンマッチでは浦和にフルボッコにされた清水にフルボッコにされていた。
これはちょっと昨年までのひたすら守って、そいう試合をするのは無理なんじゃ無いかとぞっとした。
新しく獲得したブラジル人3人が揃って攻撃的な選手だったのもそういう事情だったんだろうか。
攻撃的な甲府、というのも全然想像出来ないんだけどやるしかないか。
そうだ。俺達には盛田がいるんだ。
とにかく時間を稼いでくれというオーダーをこなし、勝負どころでも点を取った。
今年の意気込みは?インタビューでと聞かれ、「今年はラーメンイベントを二回はやりたい」と答えており、気合十分の様だ。
いや〜しかしなぁ。攻めるにしても守るにしてもどっちもきつそうである。


予想:残留争い


松本山雅
「注目っ…!苦しいJ2リーグの末の初昇格。みんなも覚えがある通り、これは大変嬉しいことです・・・!」
という訳で、J1初参戦の松本山雅です。
猛者たち(主にやっひー)は新参者にも容赦なく、チーム最多得点の船山を引きぬかれてしまった。
守備でもスタメンだった犬飼がレンタルバックで離脱と戦力ダウンは免れない所だったが、
北九州から高速ドリブラーの池元、DFにはサカイを二人獲得できたのでまずまずでは無いだろうか。
監督である反町さんがJ1を経験済みという事は大きいだろう。
勝った試合の後のインタビューでは、ニヤニヤしながら相手を褒めると見せかけて実は嫌味であるという高度な話術と、
分析を徹底したのは分かるけどそこまでしなくても、と見ているこちらが引いてしまうほど細かい戦略は、
他クラブの監督達に決して引けを取らないだろう。
松本のサッカースタイルは基本カウンター。ロングでもショートでもカウンター。
あまりボールを持たないダイレクト戦術で、それがJ1でも通用するかどうかと言うところか。
ポゼッション志向の強いJ1ではカウンターをきっちり決められるのは大きな武器になるのだが、
前線プレスをかわされたり、引いた守備の上から押し切られたりする可能性も十分にある。
同時に昇格した湘南とはまた違っているが、独特なサッカースタイルがJ1で通用するかどうかというのはちょっと興味がある。

予想:残留争い


アルビレックス新潟
「レオシルバも残ってくれるし、今年は主力の引き抜きないんや!ばんざーい!!」
と喜んでいたら、「とにかく海を渡りたい」とユース上がりの10番が突然の離脱。えええええ・・・。
気、気を取り直して。
FKも決めるようになり完璧超人に一歩手前まで来ているレオシルバが軸。
補強の目玉は左サイドバックに元セレソンコルテース
毎度毎度、良さそうなブラジル人を連れてこれるのが不思議なのだが、
どうやら交渉の場に白い粉(ハッピーパウダー)を持込んで居る模様(未確認)
山崎が入ったとはいえ、FW陣がちょっと迫力不足なのが気になる所。
他のポジションが揃ってるだけに、武蔵、指宿、ラファエルシルバが点を取るようになってくると、
かなり面白い存在になりそう。


予想 1桁順位。



パート3に続く。次で最後!